総合的診療の重要性
央歯科医院が考える「総合的診療」
千葉市中央区にある「央歯科医院」は、歯と顎、口の「総合的診療」に注目し、予防や機能回復、健康の維持増進といった患者さんのご要望を叶えるための治療を行っています。
直立歯科医学の普及を目指しています
歯や顎によって咀嚼、発語ができます。咬むことによってエネルギーが作られ、また脳が活性化します。
発語によって、コミュニケーションをとり社会生活が成立しています。
私達人類は2本の足で立ち歩くことで、道具を生み出し、脳を発達させて文明を発展させ、現在の生活があります。
5kgの重い頭を体の上に乗せている人類は立ち居振る舞いにバランスが必要で、意外に思われるかもしれませんが、このバランス維持には顎の働きが大きく関与しています。
わずかなバランスの不良が生じると体をねじってバランスをとります。ねじれは筋肉のこり、血行不良や神経の圧迫を引き起こします。
時間の経過により積もり積もって病のきっかけを作っている可能性が十分あります。薬では原因を除けない病が多くあるのもそのためであると思います。
顎、口、歯は咀嚼、発語という誰でも知っている働きの他に、直立のバランスをとるという人類たらしめている大きな働きがあることがわかりました。(直立歯科医学研究会 臼井五郎 2012年3月)
従って、健康にはバランスを含めた歯と顎、口の健康が不可欠です。
当院では、直立2足歩行という人の生活の原点に立って、自然に沿った安心できる総合的診療を進めています。
直立歯科医学の治療について
当院には体の動揺や重心をリアルタイムに記録できる「フットビュー」という足圧分布測定診査機器があります。
機器の上に乗ると揺れが生じていることがわかります。その状態で眼を閉じると、揺れはさらに大きくなるのが体験できます。
この状態で患者さんの体の中心から下顎がどれくらいずれているかを立った状態で診断し、診断に基づき下顎を誘導すると揺れが小さくなるのがわかります。フットビューにも客観的なデータが残ります。
また、患者さん固有の揺れ方を模型上でシミュレーションし、上下で引っ掛かり合う歯にビニールフィルムを置いて咬んでもらうと、やはり揺れが減少します。
なぜ揺れが減少するか?
人間の体は常に揺れています。頭からつり下がっている下顎はブランコのように揺れています。頭も顎も同じように揺れています。体の中心からのズレを誘導によって少なくすれば揺れ幅が小さくなり揺れは減少します。揺れによって常に頭や顎の位置は化しているので、上顎の歯と下顎の歯の表面は気が付かない程度で衝突(引っ掛かり)しています。この衝突(引っ掛かり)をビニールフィルムで滑らせれば揺れが少なくなるわけです。
引っ掛かればバランスを失うため、体を捻ってバランスを取るようになります。その影響で緊張した筋肉にはコリが生じ、神経の圧迫や血管、リンパ管を捻るので、体の状態が悪くなります。
ただ、先述した「ビニールフィルムを置いて咬んだ場合に揺れが収まった」時のように上下の歯が引っ掛かからぬよう滑らかにすると体が「自然に揺れている」状態となるため、揺れを減少させることができるようになります。
重力を基準としている直立歯科医療は、誕生から死まで人の一生に常に寄り添っており、健康維持に深く関わっていることは当然であり、必要不可欠な医療といえるでしょう。
歯や体に負担をかけない咬み合わせについて
当院では咀嚼についても歯や体に負担がかからない、よく咬める・楽に咬める咀嚼の実現を目指しています。
上図にある「シロナソアナライザー」を用い、咀嚼経路や発語運動を記録し、模型上で歯が引っ掛かる箇所を診断して歯の形を整えます。
ご希望の方はまずはご相談ください。